やっとかめマ-ケット | お店のミカタ https://yatokame.on.omisenomikata.jp/ 商品やサービスからちょっとした喜びを感じ取っていただければ幸いです。 【日記】 ニンニクのにおいの成分が万病に効く化学的メカニズム(1 Thu, 17 Feb 2011 12:33:40 +0900 43374 https://yatokame.on.omisenomikata.jp/diary/43374 ニンニクのにおいの成分が万病に効く化学的メカニズム(1)<br /><br />ニンニクは、日本では野菜に分類されていますが、欧米では古くから薬草であるハ-ブに分類されています。1500年前のエジプトの薬物治療書にも記載され、世界各地で万能薬として珍重されてきました。<br /><br />ニンニクはネギ科ネギ属の植物で、水分が65%、炭水化物が30%を占めており、どちらかというと成分上のバラエティ-は乏しい食品です。ところが、残り5%の中に含硫成分(硫黄原子を含む有機化合物)が70%(全体の3.5%程度)含まれており、その薬理効果が多彩かつ顕著で、古くから人々に珍重されてきた。ニンニクの薬効については西洋医学の祖と言われるギリシャのヒポクラテスをはじめ多くの科学者が「あの独特のにおいに秘密があるのでは」と解明を試みて研究されてきましたが、実際にどんな成分が、どのようなメカニズムで効力を発揮するのか明らかになってきたのは、ごく最近のことです。<br /><br />人類がニンニクと関わりを持ったのは、今から約6000年も前、キルギス共和国あたりという説と、北アフリカという説が文献にあります。<br />歴史上最初ににんにくが登場するのは、紀元前4000年頃の古代エジプトで、王墓から9個のニンニクの粘度模型が発見されています。<br />紀元前1500年以前に書かれた世界最古の薬物治療書「エペルス・パピルス」には、多くの薬草(ハーブ)についての記載があり、その中でニンニクついては22もの処方が紹介されています。<br />ギリシャ、ロ-マ時代にも薬や強壮剤として数々の記録が残っています。<br />そしてニンニクはシルクロ-ドを渡って中国へ。<br />中国では、心筋梗塞や脳梗塞の治療にニンニクの抽出液を点滴投与する方法がいまも使われています。さらに中国から日本にニンニクが伝わったのは斯摩宿鮮(しまのすくね)が朝鮮の卓淳国に派遣され、百済との国交が始まった西暦360年頃だと考えられ、当時日本では、香辛料や強壮剤として使われていたようです。そして、時代はずっと下り19世紀、微生物学者パスツ-ルや神学者で医師のシュバイツァ-らがニンニクの殺菌作用と殺アメ-バ作用を医療に応用しましたが、この時点ではその部分についてよく分かっていませんでした。1892年、ドイツのゼムラ-はニンニクのにおいの成分を「硫黄アリル」と命名し、成分組成を解明しました。さらに1944年、アメリカの科学者カバリトとベイリ-が、ニンニクは無臭の硫黄化合物があり、ニンニクを切ったりすったりして細胞を破壊すると抗菌作用を持ったにおいの成分「アリシン」が発生することを発見した。<br />1951年、スイスのノ-ヘル賞科学者スト-ルとシ-ベックが、細胞内に蓄えられている無臭のアリインと維管束にあるアリイナ-ゼという酵素か反応することで「アリシン」ができるというメカニズムを解明しました。<br />みなさんも経験があると思いますが、ニンニクを丸ごとアルミホイルに包んで焼いてもほとんどにおいはしません。ちょっとでもニンニクを傷つけた時に初めてにおいを発生するのです。ただし、アリシンは不安定な物質で、そのにおいはいつまでも続きません。すぐに安定したスルフィド類(ジアリルスルフィドやジアリルトリスルフィド)に変化して空気中に飛散します。<br />その後現在に至るまで世界各地でニンニクの研究が進められている。<br />※ ドイツ人の科学者・医学博士のピ-タ-ジョシリングのチ-ムが6年前にこのアリシンの封じこめに成功し、世界特許取得したため、そのアリシン応用の「アリシル」が製品化できたことになる。<br /><br />やっとかめマ-ケット運営<br />Color Me Shop「アリシル」購入ショップ<br />http://yatokame.shop-pro.jp<br /> 【日記】 ニンニクのにおいの成分が万病に効く化学的メカニズム(2) Thu, 17 Feb 2011 12:32:18 +0900 43371 https://yatokame.on.omisenomikata.jp/diary/43371 ニンニクのにおいの成分が万病に効く化学的メカニズム(2)<br /><br />ニンニクの四大薬効とそのメカニズム<br /><br />① 抗がん効果(癌細胞を死滅させる働き)<br />私自身は1980年より日本大学医学部で、大柴進教授の指導のもと、どちらかというと地味にコツコツとニンニク研究を続けておりましたが、そんな日々が一変した事件が起こりました。<br />1990年に米国立がん研究所が発表した。がん予防に効果が期待される食品リスト「デザイナ-フ-ズプログラム」の中でニンニクがトップにランクづけされたのです。<br />これは2000万ドルの予算をかけた国家的プロジェクトで、がんの発生と食品の関係を55歳~69歳までの女性4万1387名を対象として、5年間にわたって追跡調査したものです。これが発表されるや、アメリカではニンニクブ-ムが起こり、その後の10年間でニンニク消費量が3倍にはねあがりました。<br />同時に私のところには数々の講演や執筆の依頼が舞い込むようになりました。<br />この報告だけでなく、イタリアや中国の疫学研究でもニンニクの抗がん作用は認められていましたが、具体的にどの成分が癌に効くのか分かっていませんでした。私の研究チ-ムは、人間の癌細胞を使った実験で、「アリシン」が変化したジアリルトスルフィドなどのスルフィド類が、癌細胞の増殖を抑えると共に、正常な細胞に戻し、癌細胞を死滅させることを突き止めました。<br />もともと細胞には「アポト-シス」といって、修復できない損傷が生じると、自ら死んでいくプログラムが遺伝子に組み込まれています。しかし癌細胞はこのプログラムが正常に働かない為、増殖に歯止めがかからなくなります。<br />ところが、ジアリルトスルフィドは、癌細胞に対してこのプログラムを始動させて癌細胞を自殺に仕向ける作用があるのです。<br /><br />② 血液をサラサラにする(脳梗塞、心筋梗塞予防)<br />出血したときに、血が固まってかさぶたを作るのが血小板凝集作用です。これは人間の持つ防衛機能の1つですが、場所によっては、病気の原因になります。悪玉コレストロ-ル(LDL)が動脈硬化を促進すると、血管内壁に傷ができやすくなり、その傷を修復しようと、血管内にかさぶたができ、これが大きくなり血栓となることがあります。脳内にできると脳梗塞、心臓の冠状動脈にできれば心筋梗塞となります。この血栓予防として血小板凝集抑制作用(血液をサラサラにする機能)を持つメチルアリルトリスフィド(MATS)を1981年に世界で初めて特定、抽出したのも私のチ-ムです。<br />このMATSは、ガーリックオイルに約7%含まれる漬物臭の物質です。<br />その後アメリカの大学とスペイン科学者の共同研究で発見され、ニンニク成分の中でもその名が比較的知られている「アホエン」(アリシンが体内に入り、熱を加えるとできる)これは、アリシンをオリ-ブオイルの中で低温加熱したときに発生するもので、同様の血小板凝集抑制及び血管拡張する作用がある。<br /><br />③ スタミナ増殖(ビタミンB1の利用効率アップ)<br />肉体疲労、食欲不振など、元気の無い人がニンニクを食べると、やる気、元気が出ることが知られています。<br />これはニンニクのいくつかの作用が重なってのものですが、ここではビタミンB1に対する作用を紹介します。<br />ビタミンB1は体内で糖質(白米や糖分など)をエネルギ-化するために不可欠なもので、これが不足するとスム-ズにエネルギ-が作り出せなくなり、疲労を蓄積させてしまいます。<br />夏など、糖分のたくさん入った清涼飲料水をガブ飲みすると、このビタミンB1が不足していき夏バテに至ります。<br />また、このビタミンB1は水溶性で、非常に吸収が悪く、体内にほとんど蓄えられません。しかしアリシンと結合してアリチアミン(アリナミン)という物質になると脂溶性となり、吸収率が10倍になるのです。これによって体内に蓄えられるようになり、ビタミンB1としての働きが長時間持続します。<br />これがスタミナ増強に繋がる大きな理由です。さらにニンニクは、アドレナリンとノルアドレナリンというホルモン分泌を促進し、元気にしてくれることも分かっています。<br /><br />④ 殺菌効果(胃癌、風邪、水虫に効果)<br />ニンニクの殺菌効果は大きく2つの働きから菌体に迫っていきます。<br />第一は、アリシンは化学式上、酸素がくっついた構造をしていますが、この酸素を鉄砲玉のようにバクテリアや細菌にぶつけて殺す働きのことです。<br />これは、白血球(免疫細胞群)が活性酸素を出して殺菌することと同じで、もともと人間の体に備わっているシステムと同じメカニズムです。<br />第二の働きは、アリシンが分解して反応性の高い物質を生じ、これか菌の中のタンパク質と結合し、増殖を防ぎ、結果的に殺菌作用を示すのです。<br />この2つのニンニクの殺菌作用は、おおよそすべての細菌に作用します。<br />胃癌の原因の1つで、日本人の中高年の70%が保有している「ピロリ菌」退治にも効果を発揮する。<br />初期の風邪に対しては、ニンニクの免疫増強作用がウィルス退治を後押しします。<br />また特効薬がないといわれる水虫にもすりつぶして患部に塗り、十分ほどたってから洗い流すという使い方で、私自身も完治させました。<br />※ アリシルカプセルを溶解し、患部に塗る。<br /><br />● 効果を引き出すニンニク調理方法<br />ニンニクの有効成分(MATSなどのスルフィド類やアホエン)は、ニンニクを単に炒めたり、蒸したりするだけでは効率よく生成しません。<br />まずニンニクオイルをお勧めします。これは刻んだニンニクを油に漬けた調味オイルで、簡単にでき、揮発性の高い「アリシン」は、スルフィド類となって、油に溶け出して安定します。<br />このオイルを100℃以下で熱すると、アホエンも作られます。<br />最初から熱した油に入れたり、焦がしてしまうと成分が飛んでしまいます。常温の油に入れて熱するのがポイント。<br />イタリア人がパスタを料理するとき、ニンニクを刻んでオリ-ブオイルに入れ、焦げないように100℃以下でじっくり炒めながら仕上げる知恵は実に理にかなっています。一点だけ気をつけていただきたいのは、アリシンは胃の粘膜を痛めることもあるので、空腹時に単独で摂ることは避けたほうがよい。<br /><br />※上記の内容文は、ニンニク研究の日本の第一人者である有賀豊彦教授の記事を医学誌に掲載されたものを引用いたしました。<br />いつも配信している「やっとかめニュ-ス」の中で、「アリシン」についてお伝えしていますが、アリシン自体は、ニンニクではありません。ニンニクを砕いたり、傷つけたりすると発生する「硫黄化合物」の気体なのです。とても不安定で、すぐに消えてしまう物質なので、中々アリシンを掴み包み込むことが難しい物質です。ニンニクの歴史は古く6000年前からです。薬効としてヨ-ロッパ・中国ではすでに使用されていますが、ニンニクの何が効果があるか分からなかったが、ようやく近年(30年前ぐらい)ににおいの元アリシンという硫黄化合物だと判明した。①②の有賀教授の記事の中で、アリシンの素晴らしい働きが30年ぐらい前から医学界では衆知の事実となっていた。それを応用(包み込む)する技術がイギリスのアリシンインタ-ナショナル所属のドイツ人化学者・医学博士ピ-タ-ジヨシリングのチ-ムが十数年かけ、6年前に完成させ実用化したことにより、3年前からアメリカ・ヨ-ロッパ諸国で、初めて商品化・販売開始させた。日本では2年前に、そのアリシンを含有させ、ビタミン類との相乗により、より一掃高めた商品「アリシル」を誕生させました。この商品を愛飲されてて、すでに実感してみえる人も増えてきました。<br /><br />※生ニンニクやタマネギ及びネギなどをそのまま摂ると胃を痛めるが、アリシルの場合、アリシンをそのものの製法でなく、封じ込める手段として、他の材料の気泡の中に入っていますので、痛めたという報告はない。 (イギリス・アメリカ・及び世界各国の販売において、そのような苦情は報告されていません)<br />※やっとかめニュ-スで健康寿命を伸ばす原動力 肝臓・胆のうを配信していますが、肝臓は、血液生成の化学工場・解毒・排毒の中心的臓器で、上記の記事と併せて、お読みいただくと理解しやすいです。<br /><br />(※印の箇所は、筆者私見の内容文です。)<br /><br />やっとかめマ-ケット運営<br />Color Me Shop「アリシル」購入ショップ<br />http://yatokame.shop-pro.jp<a></a>
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